趣味の研究室(カルチャー)– category –
-
趣味の研究室(カルチャー)
六輪がすごいなら八輪にすればいい――『グランプリの鷹』を大人になって本気で車検してみる
1970年代の終わり頃、私はまだ小学生でした。 F1といえばタイレルP34。前輪が四つある。カッケエ。その程度の理解です。 そんな時代に、F1を題材にしたアニメがありました。 『アローエンブレム グランプリの鷹』。 私も見ていたはずなのですが、話の中身... -
趣味の研究室(カルチャー)
主人公は、いい人でなければならないのか――『鎌倉殿の13人』と『豊臣兄弟!』
大河ドラマを見ていると、ときどき不思議になる。 戦国武将は、どうしてこんなに平和主義者ばかりなのだろう。 「戦のない世を作りたい」 信長も秀吉も家康も、主人公や主人公に近い位置へ来ると、だいたいこの方向へ寄っていく。 もちろん、戦乱が続けば... -
趣味の研究室(カルチャー)
速さは見える。賢さは遅れて見えてくる——フジテレビ以前からF1を見ていた者の、ラウダ、プロスト、セナの話
アンドレッティやピーターソンが走っていた頃から、F1には興味がありました。 といっても、当時の私はまだ小学生です。毎戦のレースを追っていたわけではありません。F1を知る数少ない窓口は、書店で立ち読みするモータースポーツ誌でした。 タイレルP34を... -
趣味の研究室(カルチャー)
自分で自分を英雄にする人々――映画『新聞記者』とジャーナリズムの自己陶酔
映画『新聞記者』が日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞したとき、私は暗澹たる気分になりました。 松坂桃李やシム・ウンギョンの演技を評価する人がいることは理解できます。俳優の演技と、作品が内包する思想は別の問題です。 しかし、作品全体を日本... -
趣味の研究室(カルチャー)
今日も貴族は肥えていく――アナログ王国における使用人養成制度
以前、「アナログ貴族」という人々について書きました。 デジタルは危ない。 クレジットカードは危ない。 ネット銀行は危ない。 QRコードも危ない。 スマホで注文するなど、何が起きるか分かったものではない。 だから、自分では使わない。 ただし、予約は... -
趣味の研究室(カルチャー)
私は使いません。そなたが使え――アナログ貴族の優雅なデジタル生活
世の中には、デジタル機器が苦手な人がいます。 それ自体は何の問題もありません。 人には得意不得意があります。スマホの文字が小さくて見えにくい人もいるでしょう。新しい操作を覚えるのに時間がかかる人もいます。事情があって端末を持てない人もいま... -
趣味の研究室(カルチャー)
芸術の価値を決めるのは誰か——『国宝』と『セッション』が示す二つの答え
映画『国宝』がAmazonプライムで配信され始めました。 昨年、私はこの映画を劇場で見ました。舞台の美しさにも、俳優たちの身体にも圧倒されました。三時間近い上映時間を、大作として成立させた力も、軽く扱えるものではありません。 不覚ながら、きちん...
1