2026年7月– date –
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文章の練習帳
“そんな私が好き”を嗅ぎ取ってしまう病——自己肯定記事に脊髄反射する、面倒くさい読者の自己分析
自己肯定の記事を読むと、私はときどき椅子からずり落ちそうになります。 夢を語るな、と言いたいわけではありません。前向きに生きるな、と言いたいわけでもありません。「なりたい自分」を持つことを、否定したいわけでもありません。 むしろ、それは本... -
ゲーム理論で読む人間関係
相手が物語で走るなら、こちらは記録で歩く——認知的不協和に巻き込まれないための話
前回は、LIAR GAMEと認知的不協和を手がかりに、人が自分の嘘を本当にしていく過程を見ました。 嘘が、本人の中で物語になる。 物語が、正当化になる。 正当化が、やがて本人にとっての「本当」のような顔をし始める。 そのとき、本人は必ずしも「嘘をつい... -
ゲーム理論で読む人間関係
人は、自分の嘘を本当にする——LIAR GAMEと認知的不協和の話
「人を騙してる自覚がまったくない」——『LIAR GAME』より これは、かなり怖い言葉です。 嘘をついている人間が、嘘をついている自覚を持っている。 それなら、まだ分かりやすい。 悪意がある。 作戦がある。 隠しているものがある。 もちろん困ります。 し... -
「識学」を読み解く
第1回 識学はなぜ経営者に気持ちよく響くのか——正しい違和感から、危うい処方箋へ
識学という組織論があります。 ざっくり言えば、組織における役割、責任、評価、指示命令系統を明確にし、感情や曖昧な人間関係によるノイズを減らそうとする考え方です。 上司は上司の役割を果たす。部下は部下の役割を果たす。評価は結果で行う。ルール... -
お金と世の中のリテラシー
「なんか買っていってくれん」——無料の杖と、営業導線が透ける瞬間
金毘羅さんで、杖を借りた話 香川に赴任していたころの話です。 香川県の有名観光地といえば、金刀比羅宮があります。いわゆる金毘羅さんです。 金毘羅さんといえば、長い石段です。本宮まで続く石段を、ひたすら登っていく。参道の両脇には、土産物店がず... -
労働・お金のトラブル実務
訴状を書くというイベント|「お知らせ」でも「お願い」でもなく訴状です
前回の記事では、少額訴訟の限界と、本人訴訟のワンオペ感について書きました。 本人訴訟では、原告も自分。事務員も自分。コピー係も自分。郵便係も自分。メンタル担当も自分。 ブラック企業もびっくりのワンオペ体制です。 今回は、その中でも最初に緊張... -
趣味の研究室(カルチャー)
自分で自分を英雄にする人々――映画『新聞記者』とジャーナリズムの自己陶酔
映画『新聞記者』が日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞したとき、私は暗澹たる気分になりました。 松坂桃李やシム・ウンギョンの演技を評価する人がいることは理解できます。俳優の演技と、作品が内包する思想は別の問題です。 しかし、作品全体を日本... -
労働・お金のトラブル実務
少額訴訟は万能ではない|原告・事務員・コピー係、全部自分です
前回の記事では、少額訴訟は「裁判ライト味」ではなく、普通に裁判だったという話を書きました。 少額訴訟。 名前は少しやさしそうです。 でも、後ろに付いているのはしっかり訴訟です。 お試し版の裁判。裁判ミニ。裁判チョコ味。 そんな雰囲気で近づくと... -
趣味の研究室(カルチャー)
今日も貴族は肥えていく――アナログ王国における使用人養成制度
以前、「アナログ貴族」という人々について書きました。 デジタルは危ない。 クレジットカードは危ない。 ネット銀行は危ない。 QRコードも危ない。 スマホで注文するなど、何が起きるか分かったものではない。 だから、自分では使わない。 ただし、予約は...
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