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金融の現場で30年以上、貸す・回収する・法的手続を扱う側として働いてきた主任研究員。腑に落ちないことをそのままにできない性分。当研究所ではDr.ホワイト所長の監督のもと、制度・書面・権利回復に関する実務知識を発信しています。
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趣味の研究室(カルチャー)
「何に乗っても速い」という残酷な褒め言葉 後編——バレンティーノ・ロッシとドゥカティ、勝利にならなかった翻訳
前編では、エディ・ローソンがYZR500からNSR500へ乗り換え、移籍初年度に世界王者となった話を書きました。 ただし、ローソンはNSR500を完全に自分のバイクへ仕上げてから勝ったわけではありません。 ローソンが違和感を伝える。アーブ・カネモトが走りを... -
趣味の研究室(カルチャー)
「何に乗っても速い」という残酷な褒め言葉 前編——エディ・ローソン、YZR500からNSR500へ
「何に乗っても速い」 レーシングライダーにとって、これ以上の褒め言葉はあまりないと思います。 速いバイクに乗れば速い。強いチームにいれば勝てる。それだけなら、まだ説明がつきます。 ところが、メーカーが変わっても速い。バイクの性格が変わっても... -
労働・お金のトラブル実務
裁判所は心の叫びの採点会場ではない|怒りを事実に変換する
前回の記事では、少額訴訟について書きました。 少額訴訟。名前だけ聞くと、なんとなく軽そうです。 裁判ライト。裁判ミニ。裁判お試し版。コンビニで売っている「ちょっとだけ裁判」みたいな響きがあります。 しかし、実際にはちゃんと裁判です。 原告は... -
趣味の研究室(カルチャー)
六輪がすごいなら八輪にすればいい――『グランプリの鷹』を大人になって本気で車検してみる
1970年代の終わり頃、私はまだ小学生でした。 F1といえばタイレルP34。前輪が四つある。カッケエ。その程度の理解です。 そんな時代に、F1を題材にしたアニメがありました。 『アローエンブレム グランプリの鷹』。 私も見ていたはずなのですが、話の中身... -
趣味の研究室(カルチャー)
主人公は、いい人でなければならないのか――『鎌倉殿の13人』と『豊臣兄弟!』
大河ドラマを見ていると、ときどき不思議になる。 戦国武将は、どうしてこんなに平和主義者ばかりなのだろう。 「戦のない世を作りたい」 信長も秀吉も家康も、主人公や主人公に近い位置へ来ると、だいたいこの方向へ寄っていく。 もちろん、戦乱が続けば... -
趣味の研究室(カルチャー)
速さは見える。賢さは遅れて見えてくる——フジテレビ以前からF1を見ていた者の、ラウダ、プロスト、セナの話
アンドレッティやピーターソンが走っていた頃から、F1には興味がありました。 といっても、当時の私はまだ小学生です。毎戦のレースを追っていたわけではありません。F1を知る数少ない窓口は、書店で立ち読みするモータースポーツ誌でした。 タイレルP34を... -
組織と経営の読みかた
問題がないので、問題を探します――善意と補助金で回る「改善活動」という永久機関
身近な人が、高齢者施設で働いています。 日々の仕事は、もちろん簡単ではありません。利用者の体調を見て、食事や生活を支え、何か変化があれば対応する。事故もなく、体調を崩す人もなく、一日が静かに終われば、かなり上出来です。 ところが、静かに一... -
当研究所について
まあ、見ていってよ――腑に落ちないことを、そのままにしないために
このブログの副題は、 「腑に落ちないことをそのままにしない」 です。 大げさな言葉のようでいて、実はそれほど大げさなつもりはありません。 社会を変えたいとか、誰かを救いたいとか、世の中に正しい知識を広めたいとか、そういうギラギラした思いで始... -
文章の練習帳
“そんな私が好き”を嗅ぎ取ってしまう病——自己肯定記事に脊髄反射する、面倒くさい読者の自己分析
自己肯定の記事を読むと、私はときどき椅子からずり落ちそうになります。 夢を語るな、と言いたいわけではありません。前向きに生きるな、と言いたいわけでもありません。「なりたい自分」を持つことを、否定したいわけでもありません。 むしろ、それは本... -
ゲーム理論で読む人間関係
相手が物語で走るなら、こちらは記録で歩く——認知的不協和に巻き込まれないための話
前回は、LIAR GAMEと認知的不協和を手がかりに、人が自分の嘘を本当にしていく過程を見ました。 嘘が、本人の中で物語になる。 物語が、正当化になる。 正当化が、やがて本人にとっての「本当」のような顔をし始める。 そのとき、本人は必ずしも「嘘をつい...